国内で所在確認された失踪者

[調査会NEWS 857](21.11.20)

■公開・非公開の失踪者各1名国内で所在確認

 公開の失踪者鈴木賢さん(昭和47年失踪)が関西地方で所在確認されました。また非公開の失踪者1名(男性・昭和44年失踪)が関東地方で所在確認されました。どちらもご家族が電話で本人であることを確認しています。二つのケースに関係はありませんが、いずれも警察のご尽力で発見に至ったものであり、担当者の方々、そしてこれまでご協力いただいた全国の皆様に心より御礼申し上げます。

 つきましてはお近くに調査会のポスター等ある場合は鈴木賢さんのところを削除お願いします。また、詳しい状況についてはまだ分かっていませんが、報道関係の皆様におかれてはプライバシーへの配慮をいただければ幸いです。

(付記)
 鈴木さんのお兄さんである鈴木智さんからお電話をいただいたのは昨日ですが、開口一番「申し訳ありません」とのお言葉でした。鈴木さんは川口(埼玉県)の会などでも積極的に活動しておられましたから、拉致の可能性を強く訴えてきたのに国内で見つかったため、これまでご支援いただいてきた皆さんに申し訳ないということだと思います。

 しかし、考えてみれば37年前に突然失踪し、その後何の消息も無かったのです。当然拉致の可能性は考えてみるべきであり、結果的に国内でご家族が見つかったのですから喜ぶべきことであっても謝る必要はないはずです。まさか、「拉致であればよかったのに」とは誰も思わないでしょう。

 私自身ときどき「特定失踪者リストにいる人が全て拉致でなく、日本国内で見つかってくれたら」と思うことがあります。仮にそうなれば「人騒がせなことをした」と言われるかもしれませんが、それは私たちが信用を落とすだけのことで、見つかること自体は喜ばしいことであるはずです。しかし逆に、「あのとき拉致の疑いでもっと動きを作っていればこの人は助かったのに」ということになったら取り返しがつきません。

 調査会はこのようなリスクを背負うために作った組織ですから、私たちは今後も試行錯誤を続けて参ります。しかし、それはそれとして長い間なんの消息も得られてこなかった失踪者家族の苦しみは、拉致であるとないとに関わらず想像を絶するものです。ご家族の思いにどうかご理解をいただきますようお願い申しあげます。(荒木和博)


 私がこの第1報を受けたのは、19日の夜だった。鈴木智さんとは「拉致問題を考える川口の会」で失踪者家族として行動を共にしてきただけに、感慨深いものがある。
 消えた自分の家族の消息・安否を探し求めて、ずっと活動を続けてきた。その家族の安否が生存が37年の空白の時間がつながった。弟の生存を確認できたことに、きっと安堵したことであろう。と同時に様々な思いがあるに違いない。何はともあれ、再会できることをこころから喜びたい。家族として、37年間の時間は埋まらないかもしれないが、これからじっくりその時間を持って欲しいと願う。生きて再会できてよかった。
 

 

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