拝啓 鳩山内閣総理大臣殿

 11月2日、内閣府の3階にある会議室で行われた中井大臣との面会に先立って、手渡された私(川口の藤田進の弟)からの手紙です。調査会ニュースで今後、他の家族のお手紙も配信されます。僭越ながら、はじめに紹介させて頂きます。


拝啓 鳩山内閣総理大臣 殿

わたしは埼玉県川口市に生まれ育ち今も住んでいる 藤田隆司(51)と申します。

 5年ほど前に岡村川口市長と関係家族の皆様と共に、国会内の民主党の部屋にて、拉致問題の早期解決・真相究明・被害者の早期救出のお願いに同行させて頂きました。

 今から約33年前の、昭和51年2月7日に、私の兄(藤田進・当時19・大学1年)は、川口の自宅を出たまま失踪し行方不明の状態が今も続いています。

 兄 藤田進は昭和31年生まれで生きていれば、53歳です。川口の自宅で生まれ失踪する19歳までずっと川口に住んで、将来の夢(体育教師)を追い求めていた、生き生きした青年でした。

 今から約5年前に1枚の写真が日本に届きました。その写真の人物が兄 藤田進であることが橋本正次先生の鑑定によって、本人であることが判明しています。平成16年8月1日にTBSの報道特集で報道され、それ以来多くのマスコミにも私は出演し講演もしてきました。しかし、体調を崩し、約5年間何もできない状態が続き皆様にご迷惑やあらぬ噂まで飛び交うことになってしまいましたが、体調も回復し兄の件で何とか真相の究明や救出に向けて何でもやっていこうと改めて決意しました。

私の兄は北朝鮮に拉致されたことの裏づけとなる証言や蓋然性は、この写真以外にも数多くあります。なのに、未だに認定すら受けていません。私が知る限りの情報はすでに川口警察、外務省、公安、等関係するであろう省庁にはすべてお伝えしています。

調査会では約500人、警察は約1000人の未解決失踪者を把握しています。このかたがたの多くは北による拉致の可能性が非常に高いと思われます。もし拉致だとすれば、日本の歴史史上、最大で最悪の人権侵害が現在も続いていることになります。世界史上でも最大級の事件であり、あってはならないことです。

 一刻も早く、あらゆる方策を実行し全面解決解明に向けて、日本のすべてを総動員して政府が主体的に行動を起こしていくことを切に切におねがいするものです。

 中井拉致担当大臣が就任し、自民党にできなかったことをぜひ実現して頂きたいと願います。拉致被害者の帰国・救出は 日本のほぼすべての意志であり、多くの拉致被害者が人権侵害にあっていることを全世界に発信して頂きたいと思います。日本の真っ当な揺るがぬ意思を北朝鮮当局に明確に伝えて下さい。

 拉致したすべての人を母国に還さない限り国交の正常化はありえない事、
 見返りを求める交渉には応じない事、
 無条件ですべての拉致被害者を日本に返すことを強く強く要求し続けて下さい。

 現政権の朝鮮労働党の金正日とその親による日本人拉致指令は、紛れもない事実です。その指令に従って多くの日本人の若者が今も北朝鮮のどこかで、拉致・監禁・拘束され続けています。北朝鮮からの指令を受けて拉致の計画や実行した人物や団体を早急に探り当て、公表してください。

5年前に写真が日本に届いている藤田進の弟
藤田隆司      平成21年11月2日

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