1枚の写真 あれから5年 その1

 今から、約5年前の7月初旬のある日のことです。調査会の荒木代表から珍しく私に電話がかかってきました。その内容は「お兄さんの写真を出来る限り多く原版に近いものを持ってきてくれないか。夜でもいいから持ってきてくれ。」というものでした。私は持っていた兄 藤田進の写真を持って荒木さんのいる池袋に向かいました。当時、参議院選挙の真っ最中で、増元氏の応援演説をしばらく聞いてから、荒木代表とTBSの吉田記者とともに、調査会事務所に向かいました。
 事務所に到着してまもなく、吉田記者から1枚の写真を見せられました。もしかして、お兄さんではないですか?と言われて見たのがこの写真です。
実物は3×4センチほどの証明写真でした。
 5秒ぐらい見てから、私は「違いますね」と言ってしまいました。兄ではない、と思ってしまったのです。
というのは、自分の記憶する兄の目つきや写真から かもし出される兄の雰囲気があまりにも違って見えたからです。生まれて失踪するまでの18年間毎日見ていた兄の印象というのはいくら数十年経っても忘れられるものではありません。もっと、兄は生き生きした目をしていた。もっともっと、輝いていた。将来を夢見て体育教師を目指していた あの頃の兄の顔とはとても思えなかった。だから、すぐに兄ではないと答えてしまいました。でも、すぐに「んー?」とうなって、考え込んでしまったのです。つづく
 
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