『忘れないで、特定失踪者』国連受理から一年(藤田隆司) 2013.9.21


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金正恩への手紙

941780_487836151289226_588904122_n北朝鮮のトップ、金正恩へ手紙を書いて、今日5・7衆議院議員会館の第2会議室で「北朝鮮難民救援基金」主催の記者会見の中で、その書簡を公開し読み上げました。会見終了後、国会内にある郵便局へ行き投函。以下、その全文と写真。
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金正恩労働党第一書記への書簡

朝鮮民主主義人民共和国
朝鮮労働党 金正恩第一書記 閣下

 私の兄・藤田進を日本に帰して下さい。兄は37年前の1976年に貴国の工作機関とその協力者によって日本から貴国に拉致されました。貴国で生存している事は様々な情報から明らかになっています。その他にも、多数の拉致被害者情報を日本は把握しています。

 閣下にも家族があるように、私たちにも家族があります。貴国が過去犯してきた多くの他国民を拉致するという反人道行為を容認し続けるのですか?もし、あなたの愛する家族が他国の工作機関によって拉致されたら、あなたはどうしますか?

 拉致した日本人すべてを日本の家族のもとへ帰して下さい。十数カ国に及ぶと言われる拉致被害者全員をそれぞれの母国の家族のもとに帰して下さい。この決断をして下さい。

 もし万一、貴国が被害者の証拠隠滅すなわち殺害をするようなことがあれば、日本や世界各国からの非難や報復は必至です。いくら隠し続けても無駄です。非道で不法な行為は、人々の記憶に刻まれ、決して消えることはありません。

 昨年(2012)の8月15日付けで、国連から私の兄・藤田進の所在と安否確認に関する書簡が貴国へ送られています。8ヶ月を過ぎた今現在も貴国からの回答がありませんが、この国連の書簡への誠実な回答をして下さい。

 又、朝鮮民主主義人民共和国による組織的で広範囲に及ぶ人権侵害は国際社会に広く知られております。本年3月21日、スイスのジュネーブの国連人権理事会は、貴国の「人道に対する罪」を調査する事実調査委員会(COI)の設立を決めました。近々行われる国連の事実調査委員会(COI)の調査に協力して下さることを希望します。

 世界は閣下の発言や行動を注視しています。もし、閣下が、拉致被害者の解放を決断できなければ、貴国の未来はなくなるでしょう。しかし、解放を決断できれば、英明な判断と指導力に評価は高まり、貴国の未来は明るくなるに違いありません。何の罪もない一般の人々をこれ以上拉致し監禁し拘束し続けることは無益であり許されることではありません。

 横田めぐみさんや田口八重子さんらを含むすべての拉致被害者を即刻日本に帰し、加えて貴国の国内の人権状況を改善に導いてください。日朝国交回復を果たし日本からの経済支援のもとで貴国が未来に向かって明るく開かれた豊かな国になる事を願って止みません。
2013年5月7日 藤田隆司

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拉致から37年、闘いは続く

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兄・藤田進 拉致から37年
横田めぐみさんや田口八重子さんが拉致される約2年前の昭和51年2月7日、当時19歳だった私の兄・藤田進は川口の自宅を出た後、忽然と姿を消してしまいました。それ以来、家に戻って来なくなってから、今年で丸37年になります。兄は今、56歳。大学1年生で体育教師を夢見ていた兄の失踪の真実が明らかになったのは、失踪28年後の平成16年夏の事です。脱北者が北朝鮮から持ち出した写真に写る人物がなんと、兄・藤田進本人そのものだったのです。衝撃的な事実が28年後に、初めて明らかになったのです。(その後、写真以外にも北朝鮮での目撃証言や実行犯の生々しい告白も・・。)この決定的な写真が、北朝鮮による拉致の証拠であり、兄が北朝鮮で生きていた証です。

国連受理から半年
去年(平成24年)の7月、私はジュネーブ(国連・強制的失踪作業部会)で兄の件と特定失踪者全般について陳述してきました。そのわずか1ヶ月後の8月15日、国連は兄の失踪案件を正式に受理してくれ、北朝鮮に書簡が送付されました。その書簡の内容は「藤田進の人権を守るため、その居場所と安否を明らかにする事」を北朝鮮に求めたものです。この国連からの知らせは、家族にとってとても嬉しい知らせでした。国連が動いてくれたのです。これまでの地道な活動や努力が実を結んだ大きな大きな一歩で、他の特定失踪者家族にも、支援してくれた方々にも勇気を与えてくれた出来事でした。
「国連受理」というのは、国連が兄を拉致被害者として扱ってくれ、事実上拉致認定してくれたことを意味します。その重みを北朝鮮や日本政府にも認識して欲しいと思います。しかし、残念なことに受理から6ヶ月過ぎた現在まで、北朝鮮からの返答はありません。そして、さらに無念なことは、日本政府が兄・藤田進を「拉致被害者」として認定すらしない状態が8年半以上続いていることです。

拉致で捜査調査868人
兄と同じような北朝鮮の拉致が疑われる失踪者を「特定失踪者」と呼んでいます。民間の「特定失踪者問題調査会」が把握する失踪者は全国に約470人います。そして、去年の暮れ、警察庁はその対象者が全国で「868人」にのぼる事を初めて公開しました。政府認定の拉致被害者17人(5人帰国)との桁違いの数の差は一体どういうことでしょうか。実際に拉致された被害者は一体何人いるのでしょうか。認定されている拉致被害者は「氷山の一角」にしか過ぎないのではないでしょうか。北朝鮮による拉致は、50年以上前から実行され、現在も進行中であることを考えれば、私たちの想像をはるかに超える多くの拉致被害者がいても決しておかしくはありません。昔から「神隠し」と言われていた謎の失踪が、実は「北朝鮮による拉致」だったことを思えば・・

質問主意書に対する残念な答弁書
去る、1月26日に有田芳生参議院議員が兄・藤田進に関する質問主意書を提出し、その答弁書が返ってきました。10項目の最後の質問「政府が進氏を拉致被害者と認定しない理由は何か。具体的に明らかにしてください。」に対し、「藤田進氏に係る事案については、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として、関係機関が連携を図りながら、捜査・調査を推進しているが、これまでのところ、北朝鮮による拉致行為があったことを確認するには至っていない。」が日本政府の公式な答弁です。
本人の写真が日本の家族に届いても、北朝鮮で目撃されても、実行犯の告白があってもこうした無機質で無感性で、無情な官僚答弁を繰り返すのが、今の日本の政治の現実です。どういう思考でこう言う答弁が出てくるのか。まるで、北朝鮮が回答しているのではと錯覚してしまうほど酷い答弁書です。こうした、国民を小馬鹿にした回答を続ける日本の政治の現実に直面する度に、今の日本の硬直した官僚的な体質や制度・構造を変えなければ、拉致被害者の救出は有り得ないのでは、と思うこの頃です。

拉致から37年、国内外の闘いは、今後も続く。(藤田進の弟 藤田隆司)

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特定失踪者の埼玉県の男性の弟、国連人権理事会で兄の救出訴え(12/07/13)

http://www.youtube.com/watch?v=-iRq7Kt3kjI

北朝鮮に拉致された可能性がある埼玉県の男性の弟が、12日、スイスの国連人権理事会で兄の救出を訴えた。
1976年に埼玉・川口市で失踪した藤田 進さんの弟・隆司さん(54)は、国連人権理事会の強制的失踪作業部会で、兄が北朝鮮に拉致された可能性が極めて高いことを説明し、協力を訴えた。
隆司さんは「今も続くこうした人権侵害を、何としても早く止めなければいけないということは訴えました」と話した。
特定失踪者の家族が、作業部会で説明するのは今回が初めて。
作業部会は、隆司さんの申し立てを受理するかどうか近く判断し、受理すれば、北朝鮮に対し、所在確認を求める作業などを開始する。

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North Korea’s abduction of my brother Susumu Fujita

North Korea’s abduction of my brother Susumu Fujita

Our family has been living a nightmare since February 7th, 1976 when Susumu went missing without a trace. He was a 19 year-old freshman at Tokyo Gakugei University studying hard to become a teacher.  A member of the university Rugby football team and of the Junior Red Cross trying to help other people, he had absolutely no reason to go missing.  We contacted hundreds of classmates and former classmates of Susumu, called numerous companies where he might have worked part-time, checked many unidentified bodies with the police but found no clue.

Then in 2004, a photo of a Japanese man who is allegedly teaching Japanese at a North Korean spy academy was taken out of North Korea by a defector.  After analysis by Professor Seiji Hashimoto of Tokyo Medical University, a well-known expert of the field, comparing the photo with those of Susumu 30 years ago, it has been concluded that the position of a scar, a mole and the balance of each part of the face perfectly match, and that the man on the photo is definitely Susumu.

The North Korean government has been systematically abducting Japanese citizens to make them into spy teachers and for other reasons, and the North has officially admitted abducting 13 Japanese citizens. In 2002, five abductees were allowed to return but the total number of victims is estimated to be in the hundreds. Please see the following seven minute briefing video made by the Japanese government.
http://nettv.gov-online.go.jp/eng/prg/prg1786.html

In 2004, former North Korean operative Ahn Myong Jin testified that he saw Susumu in Kim Jong Il Political Military University, or spy academy, in Pyongyang.

In 2006, the Sanikei Shimbun, a Japanese newspaper with a circulation of 1.75 million, reported on its front page on January 10th that a North Korean spy ship was witnessed just before Susumu went missing, and radio communications of the ship resembled those when the most famous abductee, Miss Megumi Yokota, was abducted on November 15th, 1977. The report suggested that the Japanese authorities deciphered coded messages used by North Korean operatives and knew what was going on.

In 2007, Weekly Gendai, a Japanese weekly magazine with a circulation of 490,000, reported a confession of a Korean man who took part in Susumu’s abduction. This information was already known to the Japanese authorities and a North Korean-owned hospital in Tokyo, where Susumu was detained, was searched by the Public Security Bureau of Tokyo Metropolitan Police on October 14th, 2005.

Unfortunately, the Japanese government has not officially identified Susumu as an abduction victim and despite my repeated requests, they have not demanded the North Korean government to release him. The Japanese government is only focusing on 17 officially identified victims, 13 of them admitted by the North Korean government, and hundreds of so called “missing Japanese probably related to North Korea” have been virtually abandoned.

Below is  the website of the Government of Japan Headquarters for the Abduction Issue,  headed by the Prime Minister, and it explains officially identified cases in  detail. http://www.rachi.go.jp/en/ratimondai/jian.html However, hundreds of unidentified cases are only briefly  mentioned and we have no one to turn to. http://www.rachi.go.jp/en/ratimondai/kanousei.html
I would greatly appreciate it if you  could help us by protesting the North Korean Permanent Mission to the UN in New  York.
Ambassador Sin Son Ho DPRK Permanent Mission to the U.N. 820 Second Avenue, 13th Floor New  York, NY 10017 Tel: +1(212)972-3105/3106 Fax: +1(212)972-3154
Thank you.
Takashi Fujita Brother of Susumu  Fujita

 

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特定失踪者を見殺さないよう求める要望書

 平成23年7月22日午後、特定失踪者5家族とその支援団体有志の皆様と共に外務省へ行き、北東アジア課の職員と面会し要望書を提出しました。TBSでは以下のように報道されました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4783137.html

http://www.youtube.com/watch?v=45hq_WG35JU

「特定失踪者の存在、各国に説明を」

 北朝鮮に拉致された可能性が捨てきれない特定失踪者の家族らが外務省を訪れ、「政府が認定した拉致被害者だけでなく、特定失踪者の存在を国際社会に知らせる努力をして欲しい」と要請しました。

 「首相が替わる度に官房長官なり拉致担当大臣にお願いし、外務省にも話が通じていると思ったものが通じていなかった」(特定失踪者 大澤孝司さんの兄・大澤昭一さん)

 外務省を訪れたのは、特定失踪者家族の大澤昭一さんや「救う会神奈川」の川添友幸代表らです。川添代表らは、今年2月以降、30か国を超える駐日外国大使館を訪問し、拉致被害者と特定失踪者救出への協力を訴えていますが、多くの国の大使館で、特定失踪者について「今まで聞いたことがなかった」との反応だったということです。

 家族らは外務省に対し、「朝鮮半島が有事の際に特定失踪者がピョンヤンの外国の大使館に逃げ込む可能性もあるため、特定失踪者の存在を各国に説明していただきたい」と要請し、面会した職員は「きちんと伝える」と述べたということです。(23日10:44)

提出した要望書は以下の通り

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4年前の「表明書」は実行されているのか?

 約4年前の平成19年4月、特定失踪者の古川了子さんの拉致認定を求める行政訴訟で、国側が「表明書」を朗読し、原告側が訴訟を取り下げる形で裁判が終了した。その表明書にはこう明記されている。 続きを読む

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